52s 穂浪の朝

  • 2010.12.06 Monday
  • 07:09

この季節になると娘を最寄りの駅まで送って帰宅するまでの往復15分くらいの間に、穂浪の入江は夜から朝へとその様を変える。



霧が濃い朝です

思えばこの6年間、片道1時間半の道程を娘は電車に乗って毎日通ったんだなぁ。

通いきった娘と、送りきった妻に、尊敬と感謝を込めて 「お疲れさま」 と心の中に”ありがとう”を呟いた、52回目の誕生日の朝でした。


クリームシチュー

  • 2010.12.07 Tuesday
  • 12:29

志望大学に無事合格を果たした次女だが、実は彼女僕が思っていたよりずっと計画的な性分だったようで、いろんな方面で用意周到に準備を進めており・・・?
2ヶ月ほど前からは一人暮らしに向けての自炊対策と称し時々台所に立っては妻の指導?のもと、各種料理のレシピ習得実習も始めていたようだ。

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3日ほど前の夕食に作ってくれたクリームシチュー

本日から本格的窯詰め作業に入り、来週再来週と窯を焚き、終わればそのまんま年末のご挨拶やら、大掃除で年末を迎えることとなる。

身体にガタが来はじめたとはいえまだまだ娘達に”軟弱親父”呼ばわりさせる訳にはいかないので、健康管理&体力強化にウエイトを置いた暮らしに少しづつ移行して行きながら、自身の作品のクオリティー向上にも繋いで行こうと企んでいる今日この頃の僕なのです。

渡り蟹 from 泉南

  • 2010.12.08 Wednesday
  • 12:11

昨日は朝っぱらから窯詰めに励んでおりましたのですが、”ちょっと一休み” のおやつどき(我が家には昔からおやつの時間があるのです)、「大阪の神藤さんという方から荷物が届いてますよぉ〜」 と声が掛かった。

開けて・・・中身は?

これだぁ!

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40cmクラスのメス×5。 立派です。 

我が家の辺りでは最近あまり良い?というか美味いワタリガニが見られなくなっているので、これはびっくり!。
そういえば、岸和田のお祭りである”だんじり”にはワタリガ二を食べる習慣があるのだと聞いた記憶があるので・・・なのかな?。

昨夜、我が家の夕餉の膳に上がったのは言うまでもありません。

神藤さんありがとうございました。

今年の夏、大阪高島屋個展時 「鱧の巻き」 です↓
http://zikisai.jugem.jp/?eid=649 

*大分昔ですが、渡り蟹とガザミの違いを知りたくて辞書で調べたら、ガザミは「ワタリガ二科」の蟹でガザミといい、ワタリガ二は「ワタリガ二科」で、ワタリガにはガザミの別名だと書いてあったように記憶していて、辞書引いたばっかりに ”なんだか却って良く判らんことになってしまった” という複雑なワタリガ二なのでした。

下仁田葱 de スキヤキ

  • 2010.12.08 Wednesday
  • 20:49
 
「下仁田町認定・下仁田葱の会」 大嶋幸男さんがお作りになった下仁田葱です。

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岡田さん、ありがとうございました。

例年この季節になるとあちこちから 何やかにや と頂きますもので、我が家のエンゲル係数がぐうーんと上昇するのでありますが、この葱にはびっくり!。

右写真、葱の白い部分脇に置かれた3色ボールペンとサイズ比較してみて如何でしょう?

直径4cm以上、白い部分の長さだけで20cm超という 「う〜む・・・」
葱とも思えぬ葱でして、今日まで僕の知ってた下仁田葱って???

しばし どうやってやっつけてやろうかと思いを巡らせたのでありますが、明日窯詰めを終え窯に火を入れると、焚き終えるまで2週間ほどお肉は食べないので、ここはやっぱり 葱&牛 でいこうということになり

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昨夜の 「渡り蟹」 に引き続きエンゲル係数120%、下仁田葱をメインにフューチャーした*オーセンティック な下仁田葱の為のスキヤキでありました。

下仁田ファームのHP↓です
http://www.shimonitafarm.com/negi.no.kai.htm 

*送られて来た「葱」に同梱されていたパンフレットにはスキヤキが推奨料理だと書かれており、美味しく食べる為のレシピまで添えられておりましたので、そういった意味でスキヤキという食べ方が一番オーセンテックで下仁田葱人達が愛する料理方法のようでした。

みなとみらい・ホテルからの夜景

  • 2010.12.09 Thursday
  • 23:49
 
夕方窯に火を入れて後岡山空港へ。

明日横浜のみなとみらいで開催されるイベントにお呼ばれしていたので羽田行き最終のANAで飛んで来て、用意してもらっていたホテルに入って 「晩飯、晩飯」 と呟きつつ隣のビル1Fにある成城石井へ飛び込んであれこれ買い物をして部屋に帰り、取り急ぎお風呂に入って頭拭き拭き ”さぁご飯だ” と、買って来たあれこれをテーブルに並べてカーテンを開けたらこんなに綺麗な夜景が広がっていた。

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左が海側(大黒ふ頭)、正面に中華街、右が根岸方面

奥に三浦半島の明かりも見える。

久し振りの横浜なのでゆっくりしたいのだが、窯に火は入れたし、未だ仕事は山積みのままなので、明日のイベントが終了したら羽田に直行、備前に戻らなきゃと夜景を楽しむゆとりは置いといて、目前のご飯をわしわしかきこんだ僕でした。

STARBUCKS チーズチキン・ホットサンド

  • 2010.12.10 Friday
  • 22:13
 
バタバタと横浜を出て羽田に着いたら出発時刻1時間前だった。

晩御飯食べようかなぁ?と考えつつも岡山便の出発GATEはいつも一番端っこに位置していてそーとー距離もあって時間を要するし、手荷物検査場が込み合っていたらめんどくさくて嫌な思いをするので、とりあえず66番GATEまで移動することに決定しチェックイン。

10分と少し歩いてGATEにたどり着いてなんか買おうと周りを見渡したら、目に入ってくるのは”焼き肉弁当”や”すき焼き弁当” ”ハンバーグ”などの牛物ばかり。

窯に火が入っているので”牛”はご法度。
ここは他に食材を探さなければとスターバックスの店頭を見やったら・・・ありました。

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チーズチキン・ホットサンド(名前が正しいかどうかは?です)。 

ラテと一緒に店内に併設されているカウンターにて美味しくいただいたのでした。

山東水餃大王

  • 2010.12.11 Saturday
  • 12:11

「窯に火が入るとなぜ牛を食べないのか?」 というご質問をいただいたので、その件に付いて少々ウンチクを・・・といってもたいした事じゃなく ”火” の神様が ”お不動さん” であり、お不動さんのお使い召が ”牛” と ”馬” であるということなので、窯に火が入っている間は守り神であるお不動さんの使い召であるところの ”牛” と ”馬” は食べないという慣習になっているのですが、一般の方々の認識の中では 総じて ”四足” は食べないと思っておられる方が多いと思います。

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なので我が家において ”豚” や ”鳥” は普通に食べても問題のない食材なのですが、やはりしかし ”なんとなく” 総じた雰囲気が家中に漂っていることは否めなく、基本的には ”蕎麦” ”饂飩” ”魚” ”野菜の卵とじ” など、麺と野菜を中心にした献立が並ぶのは必然なのでしょう。

写真は僕と同じ年の友人がやっている水餃子専門店「山東水餃大王」の水餃子で、白菜や大根やほうれん草などと一緒に出汁で煮込んで水餃子鍋をやった時のもの。

台湾修行から帰国して、漁港で有名で彼の出身地でもある日生という町で(カキオコの町です)水餃子専門店「山東水餃大王」を始めたのが30年ほど前。

始めは「なんで日生で水餃子?」 という?声が多く振り返る人も少なかったのですが、食べてみたらこれが美味しかったので、僕自身も冷凍した水餃子を友人達へのお歳暮に使ったり、知人への贈り物にしてたら、送った先の友人達がこぞってリピーターとなってくれたから「こりゃ大いに嬉しいぞ!」なんて喜んでたら、いつの間にか”地元”のみならず全国ネットのTVや雑誌で紹介されまくり、モーレツに注文が押し寄せて来たもんだからたまったものではありません。

もともと小規模で営業していたお店は当たり前のように生産が追いつかなくなり、家族総出で寝る間を惜しんで餃子を包む日々を続けているうちにみんなが腱鞘炎になってしまい、彼から「もう少し”考えて”宣伝して欲しい」と言われた事もあったっけ。

あれから30年。

現在では取引先も出荷量も大方安定したようだし、”餃子御殿” なる自宅も新築(伺ったことはないけど)し、今年の甲子園に岡山県代表関西高校キャプテンとして出場した次男は法政大学に進学を決めたようだ。

周りの友人一人一人が紆余曲折な人生を送りながらも未だに付き合いながら居られるというのは誠に嬉しいことですね。

この冷凍水餃子、このブログで初めて知ったという方がいらっしゃったなら、その方々はすぐに購入して食べましょう!

冷凍なので全国どこへでも発送可能な私お勧めの美味しい一品です。

山東水餃大王注文HP↓です
http://www.konnanodo.com/shop/suigyouza/ 


ながら仕事

  • 2010.12.15 Wednesday
  • 17:32
 
窯焚きも6日めに入り ”本格的にやるぞっ!” な臨戦態勢に入って来た。

じゃそれまでは何やってたのかね?と聞かれると、こんなことやってましたのです。

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年末の風物詩、干支の酒盃造り(お歳暮用)です。

窯に火を入れて3日〜5日間(季節と環境によって変わります)は”あぶり”といって、ガスバーナーで250℃〜300℃まで温度を上げて窯の内部と作品の湿気を完全に抜く作業をし、その後割り木に変えて一週間+α 、交代で24時間体制で窯と対峙するのでありまして、我が家の場合は全工程約13昼夜くらいの予定で窯焚のスケジュールを組みます。

なので、”あぶり”の間に3日間くらいは自由な時間が取れるので、その時間を毎年「干支」の制作と箱書きの時間に当てているというわけ。

でもって、窯焚き中に「干支の酒盃」も焼き上げ(こちらは4日で焼成)、窯焚きが終了したら一日ぐったり寝て、次の日からお歳暮&年末のご挨拶そして大掃除、という段取りで年末を迎えるのが毎年変わらぬ流れになっているのでありまして、今年も残すところあと半月。

良き新年を迎えられますよう、今年の事は今年の内に頑張って片付けちゃいましょうではありませんか!と、やっつけてない用事を沢山抱え込んでいるくせに、威勢だけ衰えぬままに窯場で踏ん張ってる僕なのです。

伊勢から伊勢海老

  • 2010.12.17 Friday
  • 16:26
 
窯焚きも中盤に差し掛かって来てやや疲れが見え始めた今日この頃。

今年も伊勢の東さんより伊勢海老を大量に送っていただきました。

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昨年・一昨年の両年共”伊勢海老サラダ”にしていただいておりましたので、今年は少し趣向を変えて・・・と妻が作ってくれたのが

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伊勢海老のテルミドールと海老味噌で和えたパスタ。

うんまいのなんのって!!!・・・です。

ということで、伊勢海老エキスを大いに注入し窯焚き後半戦の体力勝負に挑む僕なのです。

東さんありがとうございました。 感謝!

東さんのお店・連絡先です↓
山幸商店
〒516-0101  三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦988−18

電話 (
0599)66-0147

窯焚き・あと少し!の巻き

  • 2010.12.21 Tuesday
  • 17:00
 
窯焚き中の醍醐味は、暗闇に浮かぶ窯の景色だったり・窯の中で踊る炎だったり・窯に吸い込まれてゆく空気や割り木の爆ぜる音だったりするのだが、”楽しみ”にしているのは天候不良でなければ毎日朝日を拝めること。

普段朝寝坊で不精者の僕にとって朝日を拝んで清らかな気持ちになれるのは、窯焚きに於ける”期間限定スペシャル”なひとときなのだ。

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そんな中、本日の朝日です。

写真で清涼感はお伝えにくいのでありますが、実に清々しくまるでお正月の床に掛ける縁起軸にあるような朝日でありました。

で、現在の窯の中の様子は

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こんな感じ、若干黒手ではありますがぴかぴかと黒光っております。

窯焚き中、暇人している次女とお間抜け犬のランディ君が陣中見舞いにやって来ると

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窯場はしばし”ホンワカ”ムードに包まれるのです

窯を焚き始めてから今日でまる13昼夜が経ち、昨日から調整のため31時間ぶっ続けで窯の前で気張ってはいるものの、やはり寄る年並みなのか?
ポテンシャル低下は否めない。

いんにゃ!もう一頑張り! ”あと少し!”

残された気力 de 窯焚き職人と化している僕なのです。

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