覚悟の位置 と 神田のうな重

  • 2009.07.03 Friday
  • 11:20
 
昨日、用事ができたので久しぶりに東京は神田神保町へ出掛けた。

出発時の岡山は晴天。

少し出発の遅れた10:45発のJALに乗り、離陸後、雲を突き抜けたら見事なピーカンだった。



僕は小心者なので飛行機に搭乗する時にはいつも思う事がある。

「 これで墜落したらどうなる? 」  と。

どうにもなりはしないのだけれど、加速して地上を離れ、雲と陸の中間くらいの位置に至る何分かの間は ”生” に未練があるのだろうか、地上の景色を眺めながら あーでもこーでも と考えているのだが、雲間が近づくに連れ 「 どーにもならんわな 」 と覚悟が決まる。

決まれば後は寝るか本読むかのどちらかなので、お気楽な旅になるのだ。

なので、飛行機に乗る前は一応身の回りの片付けをする事にしているのだが、たまに乗る飛行機のおかげで無精者の僕の身辺はごみ屋敷化しないで今日に至っているという副産物を生んでいる。

話変わって。

毎年同じことを言っているのですが、やっぱり夏は 鰻 ですな ( スイカもお忘れなく ) 。

という事で本日も都内に入り、用事のある神田神保町の駅前近くにある三井ビルから少し行った所で商われている 「 かねいち 」 さんで うな重の上 2100円也 をいただいたのであります。



神田といえば銭形平次ですな。

ここの鰻、タレが辛口でふっくらしてて、ふっーにとっても美味しいし、お店の居心地も良い。

ランチ用に うな玉 850円 なんてのもあるし、雉丼なんてのもありました。

ちなみに、出前の迅速さには定評があるそうです。

* 今週発売の週刊新潮の後ろグラビアにライデンの街が紹介されています。
  立ち読みで結構ですのでチラ見していただければと思います。


<DATA>
うなぎ かねいち
電話 03-3291-9221
住所 神田神保町1-25
休み 日・祝



 

ほり の 夏 解禁

  • 2009.07.04 Saturday
  • 19:34
 
ほり の 夏 解禁です。

  

大正区・大阪・TOMITA IRON WORKS製の削氷機。 この会社、今もあるのだろうか?

PM5:30分 店に入ると一人宇治金食ってる近所のおっちゃんがいて、10分後 「 おーっ よー食ぅーた 」 と満足げに帰って行きました。

 

ご主人の手で化粧直しされた白ペンキも涼やかに、今年も颯爽と回る削氷機。

  

僕はミルクかけで、娘はいちごミルクでした。

7月から、食事500円に付き1ポイント( 飲み物など除く ) 10ポイントでかき氷・みぞれ・ がもらえる ” は ひ ふ へ ほりおこ 夏期(氷)カード 2009 ”  なるものも登場しておりますので、暑気払い方々お出かけになってはいかがでしょうか。


<DATA>
おこのみ ほり
備前市日生町日生886−5
Tel 0869・72・0045
営業時間 10:30〜19:30
定休日 日曜日(4月〜10月)


物語の終わりと生まれ来るもの

  • 2009.07.08 Wednesday
  • 15:33


7月3日。 
建ちゃんの奥さん、千栄子さんが亡くなった。  享年80。
http://zikisai.jugem.jp/?eid=44 ←参考

みんなから 「 おかぁちゃん 」 と慕われていた千栄子さん。

僕も、子供の頃、貰いスイカをしてた時の光景 ( 建ちゃんの大皿に涼しげに盛られた真っ赤なスイカの色や、シャクシャクした食感や甘さ ) が、僕達を見つめる千栄子さんの素敵な笑顔とともに懐かしく思い出される。

残されたのは娘2人と次女の主人の3人。    火葬場に佇んでいる姿が辛かった。

 

当たり前だが、人は亡くなるし、どんな物語にも終わりが来る。

どのような日々の営みの中であれ、新しい生命も物語りも生まれ来ては終話という新陳代謝を繰り返すのだ。  なればこそ、人は滅してゆくもの以上に、限りなく不滅に近い創造を生み出す事に情熱を注ぐのかもしれない。

稀代の陶芸家の妻として、母として生き抜いた、千栄子さんのご冥福を祈ります。  合掌

*  私事、今月の5日で僕のブログは2周年を迎えました。  2年間の総投稿数368件。  
   およそ1日おきに投稿してきた勘定です。
   現在は、月に10000件 プラスマイナス 2000件といったアクセス数で移行しておりまして、
   これからも変わらぬご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 

PS  永富家の茶会(3)(4)(5)データ届きましたので画像を追加いたしました。
    あまり大写しの画像はありませんがご容赦くださいませ。


あまがえる

  • 2009.07.09 Thursday
  • 15:43
 
昨日の夕食、比較的近所の和食屋さんでお店の名前が付けられた定食を食べた。

 

食事が終って外に出たら玄関へつづく上がりかまち ? アプローチの前に ” あまがえる ” が2匹 「 ん? 」 な顔して佇んでいた。

こいつらを追いかけてくる奴等さえいなけりゃ田舎は格段と楽しくなるのに。



川福のうどん

  • 2009.07.12 Sunday
  • 10:51
 
松山に来ています。

昨日のお昼ご飯、伊予鉄高島屋のレストラン街に行ったらどこも一杯だったので比較的回転の良さそうなお店を探してうどんの ” 川福 ” に入った。

 

冷やしごまだれ水菜うどんとちらし寿司

川福というお店 ( 本店は高松 ) に初めてお邪魔したのは今から40年ほど前、祖父や叔父、お弟子さん達も一緒に一族郎党で徳島に遊びに行く途中だったと記憶している。

二階の座敷に上がると大勢のお遍路さんがいて、美味しそうにうどんを啜っていた光景が懐かしい。

その後も高松に行った時にはお邪魔しているのだがここ10年ほど前からなんとなくうどん臭さがなくなって、???な味になって来たように思える。

ここは松山。  

デパートに出店しているお店なので仕方ないかもしれないが、気持ちは解るが残念な味だった。

川福よ!がんばってくれい!



四川飯店の酸辣湯麺

  • 2009.07.13 Monday
  • 13:07

 
引き続き、昨日の昼食は うどんの川福 の斜め前にある赤坂四川飯店の出店に行った。

 

四川飯店での正式名称は忘れたが、酸辣湯麺 である。

出来はすこぶる宜しい。

ご覧の通り、辛さ十二分、酸っぱさも程よく、惜しむらくは麺の量が大目なのでほぐしにくかった事。

スープを半分入れて麺と馴染ませた後、さらに半分注ぐという一手間入れていただけたなら と大汗かきながら一生懸命いただきましたの僕でした。

 

大盛り五目そば

  • 2009.07.16 Thursday
  • 13:56

夏と言えば 大盛り 。 ???

 

少し前ですが、長船という刀で有名な場所にあるモーテルみたいな所で 大盛り五目そば を食べた。

直径30�くらいのどんぶりに入った五目そば。

久し振りにやる気を出して ( 出さんでも良いのだが ) やっつけに掛かったのだが、TKO。

よる年並みで、大盛りの食べ物は 挑戦  でも 美学 でも無くなっていたのだった。

  

あたご・愛宕・松山

  • 2009.07.20 Monday
  • 12:18
 
松山に 「 あたご 」 というお店が在る。

父が広島に用があって出掛けた折、わざわざ海を渡って食べに行った程大好きだったお店で、
僕が始めて連れて行ってもらったのは今から25年程前だが、初めてお邪魔したとき目に飛び込んできた、隅々まで行き届いた潔い清廉さに、ものすごく驚いたものだった。

 

お店の名前はもちろん、器などにも、松山にゆかりのある洋画家、須田剋太さんの意匠が随所にみられ、緊張感の中にも居心地の良い空間がひろがっている。

 ビールはアサヒのスタウニーボトル。

四国で現地生産しているという理由だけじゃなく、カウンターの縁からビール瓶の首から上がにょきにょき突き出るような不細工は、このお店の美意識に合わない というのがスタウニーボトルな理由じゃないかと僕は解釈している。

徳利は父の作、ぐい呑みは須田先生の作品。

 何気ない佇まいだが、一手間も二手間も入っている料理だ。

  
はも茄子

  カタクチイワシに鮎。  泣けます。

 
あたご のご主人。

僕の父と近いお年だと思われますが、この方の所作の美しさは、僕が知る限り間違いなく日本一。

カウンター越しにご主人の動きを拝見するだけでも勉強になります。


 〆の うどん と さくらんぼ。

常連さんが客層の基本なので地元の人もあまり知らないし、お客さん的にはどちらかと言えば教えたくないお店の類なのであろう "愛宕"さんなので、" お店に入って出るまでのトータルでちゃんとした料理をいただく時間を持ちたい " という方にのみ、お勧めいたします。


<DATA>
住所 松山市歩行町2丁目 3−27
電話 089・931・4575


備前華麗(加齢ではない)

  • 2009.07.23 Thursday
  • 15:03
 
地元放送局である山陽放送(RSK)が、備前華麗(加齢ではない)の取材に来てくれた。

 

写真は 山麓窯の冷やしカレー を取材中のもの。
 
名付けてキーンカレー。  名付け親はウド鈴木さんらしい。

放送は29日夜8時からの Voice でご覧いただけます。

赤木曠児郎先生

  • 2009.07.23 Thursday
  • 15:38

 
 

今、岡山天満屋美術画廊で赤木先生の個展が開かれている。

先生はずっとパリにいらっしゃるので、先日パリの日本文化会館で開催された僕の講演会にも来てくださり、地元の新聞に投稿してくださったりして何かとお世話になっている。

皆さん、お出かけの際には画廊にお立ち寄りくださいね。

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