題名のない昼食会

  • 2008.10.05 Sunday
  • 14:23

10月になりました。

これから備前焼祭りまでの2週間は備前焼関係の会合やら何やらで穂浪と伊部を行ったり来たりの日々が始まるのであります。

今日は、先だってマテ貝&穴じゃこ取りの折、お世話になった渡辺さんご一家に加え、ロータリークラブのエクスチェンジで我が家にホームスティーしているアマンダさんが受け入れてもらっている 岡山学芸館 の先生3名、次女の学校にノルウェーから留学に来ていて、笠岡のお寺に住んでいる トラム君 と家の近所にある二つの中学校で英語の先生をしているオーストラリア出身のタッドさん、そして前回参加のコンラッド君に、僕の母方の従弟のお嫁さんと娘さんを加え、今日の昼食会は、のんびりと始まり和やかに終了したのでありました。

 昼食会に集まりし面々。

で、食事の後少々土捻りをしてワイワイお茶してたら、ギャラリーに外国人3名を連れた日本人のご夫妻がお見えになっており、なんじゃかんじゃ話してたら連れの外国人はスウェーデンから来日していた事が判明。 ビックリしたのがトラム君。 日本に来てから母国語なんか話したことが無いらしく、当初は嬉しそうに話していたのですが、相手のおばさんが お母さん、もしくはおばあちゃん、はたまたご近所のおばちゃんといった感じで話しかけるもんだからちょっぴりモゴモゴだったトラム君なのでした。

そうこうしていたら、スウェーデンの方々を引率&ご案内されていたのは、楽天 の三木谷さんのご両親だということが判明。 

う〜ん。 食事会だけでなく、一日の展開も題名の無い一日だったのでありました。


丘に立つ煙

  • 2008.10.06 Monday
  • 21:50
来週の18日と19日、26回目となる備前焼祭りがやって来る。

そんな中、久しく自宅の環境など気にも出来ない程バタバタだった僕は、久しぶりに縁側に出て眺めた我が家の庭にびっくり。

目の端で薄々気付いてはいたのだが、見て見ないふりをしていたら、やっぱり というか、当然といいましょうか、我が家の庭が !?! 見当たらないんです 地面が。

今までにも多少荒れた事は何度かあったのですが、今回はあまりにも長期間放置しておいたため、我が家の庭は山野と化して、かつて見たことのない程に原型が失われていたのであります。

景気の良かった昔なら、庭師さんに お願いね と一言言っておけば良かったのですが、現状では、記念館の庭の手入れだけで手一杯。

まぁ、時間のある時にぼちぼちやりゃいいや な〜んて思ってたらそんな時間が取れれはずもなく、そのままんま荒れ放題になってしまったという訳。

う〜ん、どねんかせんとおえん のでありまして、 一念発起。

窯場の裏にある道具置き場を物色し、草刈機を始めとする庭整備道具一式を引っ張り出して、果てしなく広がる荒野へ いざ ! なんて大袈裟な事でもないんですが、完了までに丸3日を要した 我が家の庭復現作業が始まったのであります。

初日。 まずは伸び放題に伸びた草を刈る作業。 草刈機に火を入れ、目前の生い茂る雑草達に向かい、「 お前らが悪いんじゃないけど勘弁しろよ 」 と呟きつつ草刈機を左右に薙いで行く。 激しく飛び散る胞子で視界が白い。 休み休みではあるが、作業時間4時間を過ぎた頃草刈機の油がなくなったので剪定作業に変更。 その剪定作業、兎にも角にも枝・枝・枝。 全然間引きしてなかったから枝だらけ。 で、ウンザリしながら初日の作業は終了。

2日目。 小振りの枝物が大体片付いたので、少し大きめの枝を打つ作業をしようと ナタ を探しに行ったら、これも長いこと放置していたので使用不可。 仕方がないので、同業で僕が陶心会の会長をやってた時の会計をしてもらっていた久郷君に電話して ナタ を貸してもらうことにしたら、持ってきてくれて、その上手伝ってくれると言う。
そんなにありがたい申し出は断る理由もないので快くお受けすると、やってきた彼は草刈機に油を入れ、昨日の草刈の続きを開始。 刈った草も集めてくれて、大助かり。
お礼に、貰い物のビール詰め合わせセットを進呈した(ちょっとケチだったか?)。
この日、学校がお休みだった次女も雑草の焼却をお手伝いしてくれて、ゴールがぐっと近づいた感じがした。

休日。 よーしやるぞ! と思って張り切って起きようと思ったら 体が痛い。
しかもあちこち痛い。 昨日は何とも無かったのに・・・。 
う〜っ、なんて唸りながら起き上がろうとしたら何やら雨音のような物音が聞こえる。 雨だ!。 なので、これ幸いと作業は中止。 

3日目。 ピーカンだっ! 雨でびしょ濡れになった刈り集めていた雑草などをせっせと拡げて乾きやすい状態にする。 お昼前にももう一度混ぜ返して拡げる。 そして午後3時。 ついにやって来た”焼き” の時間。   
 
伊部では、町のあちこちで備前焼祭りに向け、一攫千金 ? を目論む焼き物屋さん達の窯から、煙がモクモクと盛大に煙が立ち昇っているというのに、我が家から立ち上るは草焼きの煙かぁ・・・なんてつまらん事を考えながらせっせと草焼き作業に励む。

戦い済んで日も暮れて

午後7時に作業終了、我ながら良く頑張りました。

しかし体が痛い。 中一日とか二日とかで痛みが出てくるのはおっさんになった証拠。

とはいえこの半年と言うもの、手汗、冷や汗、脂汗等、変な汗しか掻いてなかったので、この2〜3日の労働で流した爽やかな汗は、久々の心地良い汗だったのであります。

欽太君 & こまちさん

  • 2008.10.09 Thursday
  • 13:45

ブログを始めた昨年の早い時期 ( 昨年8月 ) にご登場願った 世沢さんちの欽太君に、この度目出度く妹御が出来た旨、お便りと共にご連絡をいただいた。

欽太くん.JPG 安らかな欽太君

この頃は、「 猫と言うものは霊的感受性が強く、波動の良いものにしか寄り付かないらしい。 したがって、僕の鉢は なかなか感性の波動が良いのだ 」 などと思い込んで喜んでいたのだが、暫くして 、”猫鍋” なるものが流行っており、それは猫がお鍋の中に沢山入っている可愛い写真集で、猫という生き物が、狭い所や丸い形の入れ物が好きだという習性を利用して撮影されたものだという。

 こまち さん( ヒマラヤン 8ヶ月 )です

な〜んだ つまんね。 なのか。 そーなのか。 そーだったのか。

ではありますが、心の中では、「 絶対習性だけでは無いはずだ。 まあるいもんの中にも猫の嫌がる物は有るはずだし、そんな安直な発想がダメだ。 だいいち俺の鉢はそん所そこらの入れもんと違って絶対寝心地は良いはずなんだかんな。 うん。」 なんて変なところで力んでいる僕なのです。

 PS お二方の写真は、2匹のお母さんである世沢文子さんから頂いた物です。


   

宗家 源 吉兆庵 の 美術館

  • 2008.10.10 Friday
  • 17:51
本日14:00。

岡山市築港新町に本社のあるお菓子屋さん 「 宗家源吉兆庵 」 さんが、本社敷地内に 吉兆庵美術館 を開館され、開館特別企画として、地元備前焼の展覧会を開催していただけることになり、明日からの一般公開を前に拝見させていただいた。

 

チラシとパンフレット

ここのお菓子屋さんは全国ほとんどののデパートの地下食品売り場にコーナーをお持ちだし、海外に店舗も出店されているのでご存知の方も多いだろうが、実は、北大路魯山人の作品を中心に、多くの、しかも質の高いコレクションをされている会社なのだ。

今日拝見した中でも、古備前などはかなりクオリティーの高い作品が揃っているし、展示方法は、初心者にも非常にわかりやすく、丁寧で親しみの持てる展示になっている上、作品が展示されているのは、本社ビルの中に造られているとはとても思えない上質な空間。

陶芸を生業にしている僕としては、とても嬉しい展覧会であった。

展示期間は明日から来年の2月10日まで。 

1階には自社製品の売店と、喫茶もありますので、展示会を見た後で一息入れていただけます。 多くの方々にご覧いただけますように。

2008 備前焼祭り ご提案

  • 2008.10.11 Saturday
  • 14:50
本日、博多在住の知人から電話が入り、今までその辺りを観光する機会がなかったので、今回、備前焼祭りにかこつけて、直島や、倉敷や、金毘羅さんや、島なみ街道などなど、家族でぐるっと回ってみようという事になったのだが、昨年備前焼き祭りに行った友人に聞いたところ、「 他の観光地は良いとしても、備前焼祭りは車なんてとてもじゃないが不便だ。 混むし、駐車場は遠いし、焼き物は重いし、止めといたほうが良い 」 と言われたんだけど、どお ? 。 という内容だった。

確かに そう なのである。 



なので、このブログを見ている方々にご提案。

お車でお越しの場合、国道2号線の上下線はもとより、山陽自動車道上り 和気IC は混雑が予想されるので、下り線の場合は、山陽自動車道 備前IC ( 決してガラガラに空いているわけではありませんが、和気よりは少しbetter ) で降りて、ブルーウェイ経由でとりあえず我が家へ。 上り線からお見えの方はブルーウェイで 備前IC が良いのですが、県外又は山陽自動車道をご利用の場合は下り線と同じルートにて我が家に。 

伊部までは、ギャラリー横の駐車場からシャトルバスが運行しておりますのでそれをご利用いただき、祭り会場でのお買い物が重くなってしまった場合は、伊部駅前の第一会場に ZIKISAI のテントがありますのでそこに一時預けして散策を楽しむ。 

手に余るような重さのお買い物は、うちのスタッフが行ったり来たりしているはずなので、託して先に持って帰らせる。

伊部からお戻りになったらギャラリーで一休みして、お茶でも飲んで、荷物を積んでお帰りになる。

いかがでしょうか ? 。 

「 何も買う予定じゃないのに悪いよ 」 なんて電話の方はおっしゃいましたが、そこはお気兼ねなく。 

週間天気予報では 晴れ だそうで、秋の週末、例年の事にて今年何があるという訳ではありませんが、今年も是非、備前の里へお越しくださいますように 

両日は、僕自身も行ったり来たりしていますが、だいたい穂浪で ぼーっと しておりますので声してやっていただけると嬉しいです。  では。


名月茶会

  • 2008.10.12 Sunday
  • 07:45

昨日、午後6時より我が家の庭で、財)藤原啓記念館主催の名月茶会が開催された。

 準備中

実はこのお茶会、名月茶会とは銘打っているものの、その実、地元の子供達に 月を愛でながら虫の音を聞きながら といった環境の中で、お茶と音楽を通じて自身の感性内需拡大交流を楽しんでもらうと共に、そこに集う今までに触れ合ったことの無いような、色々なジャンルの大人達との交流もやってしまおうという企画。



僕の生まれて始めた書いた扇面 「月に芒」。 雲一つ無い空には美しい十三夜の月。

お世話いただいたのは、記念館のスタッフのお茶の先生で、岡山市円山にあり、池田家の菩提寺である 名刹 曹源寺 で、毎年子供茶会を催されている、岡山市西大寺在住の遠山先生と先生の社中の子供達で、記念館初の試みに際し、大変ご苦労をお掛けしたのだが、備前市長ご夫妻を始め有志の方々、当日一般参加の人々や、関係者に地元の小学生を加えた総勢170名超のご賛同をいただいて、大盛況のお茶会となった。

心配された雨もなく、すっきり晴れた空模様。
午後五時半より、お茶会に先立ち、遠山先生より、子供達に茶道についてのレクチャーがあり、六時よりお茶席が始まった。

 お茶席を彩る黒瀬先生の美しいお琴の音色

お点前もお運びも、もちろん子供達。 
初めてお点前を見た地元の子供達はもちろん、子供達のお点前に大人達も興味津々だ。 



遠山門下の子供達の点て出しの待ち姿と、しっかり鍛えられたたお点前



そして最後はみんなでパチリ。

いやはやこの子達のお作法のしっかりしている事。 恐れ入りました。

しかし、とは言ってもまだまだ子供。 
いつもの事なのだが、次女の由佳子は子供に好かれる。 昨日も水屋の手伝いをしていて、いつの間にか子供達から ユカコ ! ユカコ ! と呼ばれ、人気者になっていて、お茶会終了後、彼女と一緒に遊んでいる姿は普通のお子ちゃま達なのでありまして、ほっと胸をなでた僕なのでありました。

みなさん、本当にお世話になりました。 心より感謝し、御礼申し上げます。

そして、来年もよろしくお願いしま〜す。


備前焼祭り2008

  • 2008.10.20 Monday
  • 12:02

第26回備前焼祭りも無事終了。
伊部の里は一段落と言った感じです。

 

町を散策する人達とその人達に何かを配っていた「おばちゃん」襷を掛けたおばちゃん。



祭り両日とも暑かったので、町を流れる不老川で涼をとる人達が多かった。

 

毎年、広島から駆けつけてくれる佐藤さんご夫妻です。

  

伊部のメインストリート中程にあり、 今年の5月16日のブログ「 備前焼泥棒 に纏わる 阿呆らし話 」の舞台でもあった 備前陶芸倶楽部のご主人、山形守さんと奥様。
こちらです↓

http://zikisai.jugem.jp/?eid=154 

今回は2回に分けて、祭りで見かけた人達をざっくりお見せしようと思います。

備前焼祭り2008 続き

  • 2008.10.20 Monday
  • 12:40

続きです。

 
竹崎典泰君 & お母上。

 
三代目藤原楽山さんの長男 庚君。

  
こちらは婚約中の二組。 柴岡久君ペアと森本直之君ペア。

         
独身の幸崎さんと、いつも陽気なジョン・トーマス・ウェルズ氏。

 
備前市長の西岡さんと備前焼小町のツーショット

 
最後は伊部村に古くからある大饗さんという酒屋さんのご主人。
後ろに移っているのは百年以上前の窯柱に草が寄生したもので、なかなか立派です。

ふだんは「バー大饗」の呼び名で、伊部の陶芸家達が愛してやまないお店でありまして、お店が休みの日以外の毎日、おおよそ夕方の5時頃になると、現人間国宝から若手まで、幅広い年齢層の焼きもん屋達がわらわらと集まって来ては、互いの一日の労をねぎらい合う、伊部村第一の安らぎ場なんであります。

ともあれ今年の祭りも無事終了となりました。 関係者のみなさんお疲れさんでした !
そして、全国各地よりお越しいただいた備前焼ファンの方々。
真にありがとうございました。 来年も是非お越しいただけますように。

周年行事って内容の濃いものなのですね

  • 2008.10.23 Thursday
  • 16:36

一昨日、友人の会社が創立5周年を迎えたにあたり、大阪はリッツカールトンホテルでパーティーをやる旨の連絡があり、拙もご招待いただけると言うのでぶらりお邪魔した。

ホテル2階の宴会場で6時から始まった祝賀会は、ご来賓の祝辞の後、乾杯へ。

暫く歓談した後、柔道のオリンピック3連覇の野村選手や僕と家田荘子さんでお祝いのお話 ? 祝辞をして、その後には会社創立から現在までの歴史をたどるビデオや、元力士の舞の海さん、元巨人軍の宮本さん、あと今年引退したサッカーのロニーニョ ? だったかな(すみません。僕サッカー弱いんです。)、のフロアーインタビューや、青田典子さんや藤井ふみやさんからのビデオレターなどなどてんこ盛りで、トリは 大黒摩季 さんのライブ。

おおいに盛り上がる中、4曲唄って、最後はみんなで一緒に ら〜ら らら〜ら らら〜ら ら〜ららー なんて手を振りながら大熱唱。

式典に要した時間3時間。

ここの会社の社員達、これまでの5年間は、直向に、がむしゃらに働き詰に働いて来ていたらしく、今宵は社員役員合わせて150名が、一丸となって楽しい時間を過しているようだった。 

みんなで立ち向かった事業の一つの達成感や、努力して来た時間が、形になり、今日を迎えたた事が、ある種の高揚感へ繫がっていたのだろう。

その後、役員の人達(といっても若い会社なので役員の方々も若いのだが)と一緒に打ち上げ会場に移動して、 さすが大阪 ! たこ焼き(しょうゆマヨ味) コロッケ(ストレートポテト) めはり寿司(えびマヨ 梅紫蘇 おつけもの の入った細巻き寿司) 等つまみながら、唄いながら、ガヤガヤと、合間にソフトクリームなんぞ食べつつも、2時頃まで歓談してお開き。

みなさんお疲れ様でした。 
と、言ってもみんなファーストリーフ食べてるから元気なんだろうけどね。

そうです、お招きいただいたこの会社。 
その名は フォーリーフジャパン と申します。

備美倶楽部 ご案内

  • 2008.10.25 Saturday
  • 17:31
ついに ! と言いますか、 やっと ! と申しますか、この度(財)藤原啓記念館では、 「 備美倶楽部 」 と銘打ち、弊館の友の会を立ち上げる事となりました。

 見附

特典としましては、記念館の無料招待券はもとより、ニュースレターの発行、倶楽部行事への優先参加、各種お買い物の割引などをご用意。

 アバウト中身

倶楽部行事としましては、行事毎に実費は必要になりますが、記念館前庭での食事会、土捻り会、文化講演会や利き酒会、名月茶会、私がご案内する有田、伊万里、唐津、萩、京都、金沢などの窯場巡りの旅などなど、なかなか充実した企画が揃えられておりまして、お楽しみいただけるんじゃないかと考えております。

是非この機会にご入会いただけますようお願い申し上げます。

資料のご請求は
office@zikisai.com まで

封書でお送りさせていただきますので、郵便番号、住所はお忘れなきようお願いします。


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