不幸 と豊さ の狭間で

  • 2008.02.01 Friday
  • 17:59
昨夜 夜更かしをしたので、今日の起床は10時もまわってからだった。
ベッドにころがったまんま、家内が作ってくれた にんじんりんごジュース 片手にぼんやり頭でテレビをつけたら、番組の中で 現在世界でもっとも不幸な人々は何歳なのか? ということ(何の為に調べたのかはよく判らなかった)を世界中 200万人を対象に調べた人がいるらしく、果たしてそのもっとも不幸な人々とは 49歳 の人でした と言っていた。 
なにそれ? オレじゃないか! ドンピシャ? 今年は大殺界の真ん中で、人生の厄年で、ただでさえダブル鬱陶しいところへもって来て、もっとも不幸なお年頃だって ? !  う〜っ どうやら とことんまで 窮まってしまったらしい。

そ〜か〜 いや〜参ったな〜などと思いつつも、ど〜にかなるもんでもないので、いつもの昼食「とろろ蕎麦」に蛸飯×1とコロッケ×1を食べ、作品の仕上げに励む。

 なんとなく豊かな仕事場です 

来週から、窯詰めの予定だったのであせあせ仕事していたんですが、やっと一段落です。

大元鍋

  • 2008.02.04 Monday
  • 11:40
節分の日。 
小さい頃から家族に連れられて、岡山市内にある黒住教大元神社の「豆撒き」にお邪魔している。 穂浪育ちの僕は、日頃から人ごみに不慣れなせいもあり、あふれんばかりの人出で大賑わいな場所は ある意味恐怖でもあり、みんなと離れないように ばーちゃんの着物の袖を握り締めて 広い境内を歩きまわり、見上げると ばーちゃんのだと思っていた着物の袖が 他人様の袖であったりして結局迷子になり、親父や ばーちゃんにお灸をすえられた事も二度三度。 楽しい思い出であります。 もっとも、豆を撒かせてもらうようになったのは大人になってからで、それまで(今でもだけど)は 黒住教名物の「大元鍋」と鮒飯を食べられるのが唯一のお楽しみなのでありました。 

この「大元鍋」なる食べ物は、ご先代の 五代 宗和教主 が考案されたお鍋で、鶏の出汁に、鶏、鶏モツ、鰆、穴子、イカ、貝、豆腐、白菜、生椎茸、大量のほうれん草等を入れ、グツグツ煮込んでいい具合になってきたら、お鍋と同じくらいの大きさに揚げた 大量の春雨を帽子のように載せて、春雨がお汁に漬かったらOK。 具材は基本的に「御供」の「お下がり」なので、時々によって違っても良く、シンプルながら、まことに滋味深いお鍋なのであります。
で、写真をお見せしましょうと思ったのですが、本年は 欠席 だった為、食べていないのでありまして、「大元鍋&鮒飯」の映像でのご報告は 又来年 なのであります。 

華麗なる食卓 ふなつ一輝 先生 in 穂浪

  • 2008.02.05 Tuesday
  • 16:08
ヤングジャンプ連載7年目の漫画「華麗なる食卓」のふなつ先生 in 穂浪であります。

この漫画は、以前紹介させていただいた フードライター の森枝さんが監修されている関係で、取材旅行ついでに 先生+森枝さん+編集者=3名と言う編成で来訪と相成ったんだと思うのですが、チーズやらワインやら 鰻茶用 の 鰻山椒やらを頂戴し、昼食後、森枝さんの音頭で似顔絵まで描いて貰っちゃいました。

 やっぱり首は無し。

似顔絵を描いてもらったのはわが人生で2回目。 
とても思慮深く感性豊な感じのふなつ先生に、「おりゃ〜集英社若手NO1編集者だかんな!(でも控えめ)」な編集者。 取り合わせも好く、がぜん「ワシらおっさんじゃけど負けちゃーおれんぞ !」な森枝さんと僕なのでありました。
JUGEMテーマ:日記・一般


中村昭夫先生

  • 2008.02.10 Sunday
  • 17:02
写真家の 中村昭夫 先生がお亡くなりになった。

先生と藤原の家とは、僕が生まれる前からのお付き合いで、祖父の顔写真や作品集はもちろん、父とは兄弟同様の付き合いだったので、父のほとんどの仕事は先生のカメラに縁るものだし、中には何の目的に使ったのかは判らぬが、父が洒落た洋服を着、ちょっとしたモデル気分で撮ってもらった若い頃のスナップも存在する。

僕も穂浪に帰って来てからは、先生に付いて撮影に行ったり、実働部隊として海外の個展にご一緒したり、僕がデビューした頃は「お金は良いよ」と、ボランティアで僕のカタログ用の作品を映してくださったり、時には、わが両親の喧嘩の仲裁まで、公にも私にも心を砕いていただいて、たいへんお世話になったものだった。

 

啓作「大亀(親亀の背中に〜)」 雄作「擂座大壺」

今年7月に催される「啓・雄親子展」では先生がお手持ちのポジに加え、こんな感じの親子作品を撮っていただいて、楽しい図録を創ろうとしていた矢先の訃報だったので、ボーゼンとしてしまった。 

いずれ人は亡くなるもの。 わかってはいるが、しみじみと切なさが込み上げて来るわけで、やはり悲しいのである。

突然、葬儀に向かう車に同乗していた次女に、学友のお母上が亡くなったとメールが届いた。 原因は くも膜下出血で42才だと言う。 「仲良し?」と聞くと「クラス違うし、一度しか話したことないけど、面白くて良いやつ」らしい。 見ればめそめそしている。 親密な付き合いじゃなくても、学友のことを思い、涙している娘。

「こんなふうに人を思い遣って生き続ける事が出来れば、良い人生が過れるのにな」と思った2月10日でした。

神戸 北野ガーデン(1)

  • 2008.02.17 Sunday
  • 13:46
15日と16日。 神戸は北野ガーデン(北野坂、風見鶏の家下、交差点角)でミニ展覧会がありました。 この企画、昨年10月に行われた「幽美会」(10月ブログ参照)の折に「音楽と焼き物のコラボ、こんな(北野坂周辺にあるモダンな建造物)所でやったら面白いんじゃないの?」と言うご意見を受け、会員であるところの 菊池 さんのご尽力で開催と相成ったのであります。

 

会場の玄関前 北野坂に張っつけてあった



北野ガーデン正面

なるほどモダンな建物であります。
基本的にはレストランなのですが、入って左側にはチャペルがあり、結婚式を済ませた後、本館2階のホール(今回の会場)で披露宴と言う、ウエディングや各種パーティーを核に営業されているそうです。  



会場、挿花の一部拡大写真 花の名前は?

そんなこんなで、14日の夕方に飾りつけを済ませた僕は、友人の木村君と共に神戸名物(現在仮店舗営業中)「お好み焼き 千代 」にお邪魔しまして「水餃子」や「海鮮焼きそば」他等など、お懐かしい味と、全然変わらない「おじちゃん」と「おばちゃん」の笑顔でシアワセな神戸の夜を過ごしたのでありましたとさ。 つづく

北野ガーデン    http://www.kitano-garden.com/.
電話 (078)241-2411

お好み焼き「千代」 http://www.chiyo.jp/
電話 (078)332-5925



 


神戸 北野ガーデン(2)

  • 2008.02.18 Monday
  • 12:23
続きです。

明けて15日。 11時の開場時間に合わせて会場入り。 1960〜70年代、アメリカはダートマス大学で、父が陶芸を教えていた頃に大変お世話になった方(現在神戸在住 日本人)が、当時 父が制作した「灰釉茶盌」を携えて、朝一番でのご来場。 

陶芸家は土に帰っても作品は残る訳で、たくさんの収蔵家の方々が、それぞれの思いと共に、祖父や 父の作品を 愛しんでいただいている風景を目にする度、感動し感謝し、「自分もいつかそんな作品造るのだ」と 常々思っては居たのですが、今回はさらに強く、上書き的 に気持ちを 新たにした僕なのでした。



このお茶碗は7月18日より岡山県立美術館で開催される「啓・雄父子展(仮称)」に貸し出してもらえる事になりました。 お楽しみに。

18:00よりレセプション。 フルートとハープのミニコンサートの後、僕の挨拶。
ご来賓の挨拶と乾杯を美術評論家の 乾由明先生 にお願いして開演。



懐かしい顔 や 嬉しい顔、お初めて に また来たん? など 人と人とのご縁で彩られた幸せな場所。

 

予想外に 144名ものお客様をお迎えした為、開場のキャパが 不足の事態を起こしたのですが、皆様のあたたかいご協力をベースに、美味しい料理とお酒を緩衝材に、楽しく和やかな時間は流れ、無事お開きとなった訳でございます。 



乾先生・家内・永富先生を中央に、永富先生が主宰されている幽美会の方々と

16日は、演出家の皆元さんや、友人である所の片山源ちゃんが(レセプションには会社の部下の人達と来てくれていたのですが、なにぶん大忙しで、話もほとんど出来なかった)「仕事に行く前なんだけど」と、あらためて奥様と一緒にご来場。 持つべき物は友ですな。 Thanks

17:00 過ぎから 撤収作業に入り、片付け終了後、北野ガーデンのスタッフとお別れして中華街は「昌園」に移動。 食後、老祥記だったかな?で肉まん買って帰ろうと思ったら閉まってた。 残念! 

いずれにしましても今回の二泊三日。 場所、人、文化度、時間、優しさ、すべてにおいてのクオリティーが 高濃度、高密度でありまして、展示会に携わっていただいたすべての方々に、あらためて感謝、感謝な 神戸 北野坂なのでありました。

ありがとうございました。 再会 
 

さがほのか という 苺

  • 2008.02.20 Wednesday
  • 14:37
 さがほのかです。

我が家の近所(と言っても東へ3Kmくらい)にある「角野万吉商店(通称かどまん)」
野菜や果物等日常使いの食料品はすべてここん家で買っている。
ど田舎のスーパーなのに、なかなか勝れた食材を扱っている不思議なお店。

この苺( 5cm×6cmくらいある!)も今日の午前中に配達してもらったのですが、あんまり美しいのでブログを見てくださっている方々に画像のみでの御裾分け。  美味しかったです。 

窯焚き(1)

  • 2008.02.21 Thursday
  • 13:43
窯焚いてます。
今日で9日目。 今回は後2日、23日まで11昼夜半の予定で焚いてマス。

 窯正面

 薪をくべる鯉渕亮太君

 焚き口です

明日か明後日には窯の中で炎に揉まれる作品の映像をお届けしたいと思っておりますが、GXは望遠側が弱いので、焚き口に近づいてそーとー熱いのを覚悟しないといけんなーと思っております。


窯焚き(2)

  • 2008.02.23 Saturday
  • 13:40


窯 全景。 右斜め前方から見たところです。

 

一番前の部屋?を運道(ウド)と言います。 写真は焚き口から見た時の内部正面です。



炎と格闘中の助っ人 小山月泉氏。



窯場後方より煙突を見上げたところ。

本日窯焚き終了の予定なのですが まだまだ粘っておりまして、明日もう一度窯ネタが続く事になりますと思います。

窯焚き(3)

  • 2008.02.24 Sunday
  • 13:17
 大石橋宏樹君です

僕のお弟子さんの大石橋君です。 
修行生活13年。 年内に築窯して、来年にはデビューする予定で頑張っております。
昨年6月に結婚もいたしまして(当然ながら私達夫婦が仲人であります)まさに意欲満々な青年なのでありますので皆さんお見知りおきを。 
片岡鶴太郎さんのブログにも載っていますので、よろしかったらご覧くださいませ。 
               ↓
http://kataoka-tsurutaro.com/mt/archives/2007/06/post_539.html

あっ!窯でしたね。 え〜っと、まだ焚いてます。

昨夜、急に雪が降り出しまして少し冷えたのでしょうか?。 ぐずって、ちょい悪気味にひねくれた感じで不良してますが、根が良い子なので問題ないでしょう。 

 煙突に雪が

 窯場から南を望む

朝、我が家へと続く坂道はこんな感じになりました。

長かった窯焚きももうすぐ終わりです。 
来月 早々には窯を出しまして、そのあと中期の「身体測定 + 検査&体についてのお勉強」の旅に出る予定で、今日を頑張る和ちゃんなのでした。

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