昨日の「黒井山」とは反対側。 山陽自動車道備前インターチェンジを降りて国道2号線を岡山方面に向かい、右に曲がると吉永町ですよという標識(喋る訳でも口語体で書かれている訳でもありませんのであしからず)があるので、左斜め前方にあるローソンをながめつつ右折して10分くらい走ると「国宝 閑谷学校」に到着します。
閑谷学校は、備前藩主 池田光政が、庶民に教育を受けさせるために造った、藩営としては日本最古の庶民の為の学校なんでありまして、建設に当たったのは津田永忠。
完成したのは「時は元禄14年」 そーです。 あの、赤穂浪士の討ち入りとおんなじ年なんでありまして、アイアム300年ちょいオールドなんであります。
現在は(と言っても僕の小学校の頃は既にそうでありました)岡山県の青少年なんちゃらかんちゃらセンターになっておりまして、学校や企業の合宿(僕ん時はキャンプファイヤーもやった)みたいな事に使われておりますんですが、なんといってもここの名物は「楷の木」。 往時、閑谷学校では、孔子の教えである「儒教」を中心にした教育がなされておりまして、ここの「楷の木」は、中国は曲阜にある孔子林の実をとって来て、この地に移植された事のようであります。
毎年、きれいはきれいなんですが、その年の気候によって色がまちまちでして、どちらかと言えばいまいちの年が多いんでありますが、今年は久しぶりの当たり年と聞き、取り急いで行ってきたのでありました。
情報に偽りなーし!です。 ホントに綺麗です。 中に入って写真撮ろうと思ったら「財布を忘れたゆかいーなサザーエさーん」だったので、とりあえず正面から内部をパチリ。 門の向うに見える赤と黄色の葉っぱをつけた大木が 楷の木 です。 皆さんも、美しくも清涼なるオゾンを吸い込み、リフレッシュできる閑谷の里へ是非どーぞ。
ちなみに僕の祖父も(本チャンです)父も(新制和気閑谷で、校舎は隣にある薄ピンク色の建物)ここの卒業生です。 も一つちなみに、僕ん時は家の近所に学校が出来ていたので学区外でした。 シツコクちなみに、楷の木もいいんですが、僕はここの建物と石組みが大好きです。
<ご推奨・秋の一日観光コース>
A) 山陽道備前インター 閑谷 日生(昼食)藤原啓記念館 夢二の生家
B) 山陽道和気インター 伊部 日生(昼食)藤原啓記念館 閑谷
Aは主に関西方面の方にお勧めで、Bは焼き物好きの方にお勧め。 昼食は日生名物のかきおこ(牡蠣入りのお好み焼)をお召し上がりくださいなのですが、牡蠣は牡蠣でバター焼きにしてもらい、お好み焼と別々に食べるのも○です。
<お店情報>
「ほり」 0869−72−0045 営業時間 11時〜20時 カキオコ 800円
「もりした」0869−72−1110 営業時間 11時〜21時 カキオコ 800円