大連(1)

  • 2007.10.07 Sunday
  • 00:01

大連です。
出発の時(14:30分)岡山空港はピーカンだったのですが、大連空港到着30分くらい前から雲行きが怪しくなり、視界はどこまでも「0」に近く、これが日本で「羽田発岡山行き」だったら「伊丹辺りに逆戻りするんだろうなー」なんて考えていたらあらびっくり!。 着陸態勢に入ったのであります。 一度目は当然のように着陸地点をオーバーし、タッチ&ゴーで舞い上がり、「むっつかしいよなー」なんて思っていたら二度目の突入で大量に水しぶきを上げつつ滑りつつも無事タッチダウン。 う〜ん。 凄い。 中国東方航空恐るべし。 どう考えても視界は500m以下だったはず。「機長は絶対空軍上がりだな」などと思いつつ、岡山空港で搭乗のときブリッジから垣間見たコックピットで爪楊枝くわえてニヤついてた機長の顔を思い出していた僕なのであります。


機内食(僕は食べなかったので、家内の分を写させてもらいました)


座席枕部分に掛けられていた広告付の汚れ止め フツーに曲がってるのがチャイナ流


大雨の大連空港


ホテルの裏にあるコンビニで見つけた「毛毛虫パン」 フツーに深い

本日は大雨に祟られた為ホテルに直行し、知人達と近所の焼肉レストランで軽く夕食をとり、明日からのハードであろうスケジュールに備えるの僕なのであります。

 

#大連

 

 

大連(2)

  • 2007.10.07 Sunday
  • 18:15

二日目。
8:30分にホテルを出発して、大連の商工会議所を訪問。 9:20分に移動を開始し、旅順近くに住む大連陶芸家協会会長の梁先生を訪ねる。

 大連駅。 


先生の工房です。 作品も???な感じで、・・・でした。


大連芸術展覧館です。 昔のロシアの図書館だったそうです。
北九州に友好15周年を記念して建てられた北九州市立国際友好記念図書館の原型です。

旧ロシア人街
露天の人形

で、僕が買った旧ソ連製の懐中時計のコピー。 2千円也。

蓋を開けると黒い文字盤になんかの紋章があった。


全国の特産品(ただし美術工芸品のみ)を幅広く一手に取り扱っている総合ショッピングセンター。 ここで、僕の陶印を造ってもらいました。
前に止まっている「検察」の文字が書かれているのが日本で言うところの警察車両(バンタイプ)。 これだと移動が楽ですな。

いずれにしても、中国と言うところは、被写体が山のようにあるので、見たものすべてフレーミングが写真集っぽくなりがちで、あせあせしてしまうのであります。

 

#大連

 

 

大連(3)

  • 2007.10.10 Wednesday
  • 18:07

一昨日、ホテルのインターネット環境がダウンしたためUp出来ませんでしたので、三日目のブログが本日のUpになってしまいました事をお許しくださいませ。

朝焼け
三日目です。
意味無く 5:30に起床。 おかげで大連の「朝陽」です。

昨日に引き続き、現代中国の現状を観る為に朝イチで陶芸家「邢 良坤(シン リャンクン)」先生の陶房へ。 先生は中国政府御用達の陶芸家で、胡主席のお声掛に拠り、主席や政府要人が海外を訪問される際のお土産はもちろん、来年度開催される「2008北京オリンピック」の参加国代表団の公式お土産もすべて先生の作品だそうでして、現在大連の発展区に、中国政府の指導により、先生の美術館が建設されているというお話なのであります。 その為なのか、陶房では大勢の職人さんが大わらわで「オリンピック関連作品」を、鋭意製作中なのでありました。 すごく立派な応接室で、一時間ほど現在の日中の陶芸+民族的事情について先生より「一人喧々諤々」なご意見を伺い、その後、作業場 兼 陶磁器研究所になっている建物内を先生自ら「精力的」にご案内してくださり、ふたたび立派な応接室で、一時間ちょこっと、現在の日中の陶芸+民族的事情について「一人喧々諤々」のご意見を伺ったのであります。 お恥ずかしい話、昨日の 梁 陶芸協会会長同様、 邢先生についても何の知識もなかったので、先生やスタッフの方々より「先生は、自身の益を顧みず、私財を投げ打ってまで現代中国陶芸界の発展の為に貢献したもの凄い偉い人物である。」と言う「どんだけ」話をお聞きするまでは、昨日の先生とは質感が違うものの「なんじゃ なんじゃ こりゃ何事なんじゃ???」だったので、レクチャーいただいた後、「ものすっごく凄くて、偉い先生である」という事と、個人的に「そーとー面白いおじさんである」という事を認識したんであります。 下世話な話なのですが「どんだけ」になればなるほど気になるのは作品のお値段が「いかほど」なのかと言う事でして、こちらのスタッフより先生のマネージャーらしき人(後に日本語の話せる先生の友人であることが判明)に聞いてもらうと、先生の場合すべての経費は政府からの補助金? で賄うシステムになっており、出来上がった作品すべてにシリアルNoを付け、写真を撮り、展示場の展示分以外は写真を貼り付けた箱に入れて出番が来るまで保管しておくんだそうで、じゃ、ぜんぜん自由にならないのかと言うとそうでもなく、他人にプレゼントする場合は、どの作品を誰にあげたかがちゃんと解るようにしておけば良いと言うことでした。 なので、一般には販売されておらず、値段は「無い」のであります。 ただ、友人の方曰く「私は、値段の事は考えたことは無いが、もし、値段がついたとしたら、もの凄く“高価な値段”になるであろう」とおっしゃっておられました。


と言う事だったので、オリンピック年に先駆け、ちゃっかり貰っちゃいました。 「ウェルカム北京バージョン」の鉢なのであります。 基本色は紅白なので、この作品はかなり地味な色使いがなされています)。 先生の衣装は派手目?


お昼は、先生のお宅の近所にある「浪琴酒楼」へ。 ここは大連に数ある中華料理屋さんの中でも料理人がピカイチ凄いんだそうで、期待満々で行ったところ、成程!そーとー美味しかったんであります。 
で、又の再開を誓い、先生方とお別れしてから、工業開発区にある、家内の実家の関連会社関係者を訪問。 ここ十年くらいで、如何に大連の市街地が変貌を遂げてきたのかを四方山話と共に拝聴する。

夕陽

夜は中華の北京ダックの名店「全聚徳」へ。
今日も一日、中華中華で日が暮れて・・・でありました。

 

#大連

 


 

どんぐり

  • 2007.10.13 Saturday
  • 17:28
071013_1631~01.jpg
どんぐりです。
我が家の駐車場から、お墓に続く坂道で次女が拾ってきました。 娘達が小さい頃は、爪楊枝を通して「どんぐりゴマ」を作って遊んでいたもんだったので、憶えていて懐かしくて拾ってきたのかと思ったら。 当人は「覚えて無い」との事。「ちゃんちゃん〆」の思い出なのでありました。

片付け

  • 2007.10.14 Sunday
  • 19:25
071014_1850~01.jpg
今日は、明後日より伊部駅前にある「備前陶芸美術館」で始まる「一期一会〜堺の茶の湯と備前〜」展の準備で、美術館の二階に展示してある古備前の片付けに行って来ました。
滅多に触れる事の出来る作品じゃないので、勉強になって嬉しかったです。

写真は一階入口正面入った所です。

ホッピー

  • 2007.10.16 Tuesday
  • 18:38
昨日、一昨日とモブログでありましてすんませんでした。      
ちょっぴり思い出話。
学生の頃、う〜ん、30?年も前の話。
杉並は松庵に住んでいた頃、西荻窪の北口にあり、現在超有名店になった ラーメン屋さん と、南口商店街にあった 焼き鳥屋さん に行くのがとっても楽しみでありまして、バイト料が入るといそいそと出掛けたもんなのであります。 なかでも南口の 焼き鳥屋さん に行くと、ちょっぴり大人な東京人になったような気分で、ホッピー (びーる は高くてなかなか口に入りませんでした)なんか頼んで悦に入っていたんですな。
本題。 今日の夕方、買い物に出掛けたマックスバリューがポイントアップデー?だった為駐車場が一杯だったので、お隣の業務用スーパーに行ったところ、びーるの棚で「ホッピー」を発見。 


本日の一枚は、お洒落になった「ホッピー」と、近くにあった「やみつきになるミルクコーヒー」のツーショットです。

幽美の集い

  • 2007.10.19 Friday
  • 23:29
備前焼祭りを明日に控えた今日。 
家内がお茶でお世話になっている(と言っても、家業の手伝いに時間を取られ、ほとんどお役には立ってはおりません)「幽美会」が主催する「幽美の集い」が開催されました。 どのような? と申しますと、元ベルリンフィルのコンサートマスターで、カラヤンの片腕とも呼ばれた レオン・シュピラー氏をお迎えしてのヴァイオリン演奏会なのであります。 場所は神戸の「北野クラブ」。 行ってまいりました。 共演されたのは、フルートが矢野正浩さん、ピアノは稲内恵美さんの御夫妻。

演奏が素晴しかったのは言うまでもありませんが、明日は朝が早いので、備前を夕方出発し、ギリギリ開演に滑り込み、演奏に感銘した後は、「北野クラブ」からの夜景も、美味しい食事もそこそこに、バタバター と帰ってきてしまい「余韻がー!?!」だったのであります。 残念!



お世話になっている、「幽美会」主宰の永富先生です。 「厳しく」も「凛」とした、素晴しい日本女性の「鑑」なのであられます。 なのに、カメラのフラッシュが「ソフト発光」になっていた為、先生の美しいお顔が暗めになってしまいました。 スミマセン。 年齢は、もちろん不詳です。 来年はゆっくりさせていただきまーす。

第25回備前焼きまつり(20日)

  • 2007.10.20 Saturday
  • 16:46

今年も備前焼き祭りがやって来ました。
回を重ねること25回。 今朝は、朝から少々風が強かったものの「スカッパレ(いわゆる秋晴れ)」な一日なのでありまして「晴れて良かった!」のであります。



「備前焼祭り」の提案者である僕なのですが、実は第一回の「備前焼きまつり」以来、祭りの会場にほとんど行った事が無く、今回は、「祭り」の現状把握のためにも 是非 と言う思いがありましたので、開催期間中、会場と「藤原啓記念館」を結んで運行されているシャトルバスに便乗させてもらい、勇躍会場へ向かったのでありますが、到着した僕の目に映った風景は、焼き物(備前焼じゃなく)と言わず、食べ物と言わず、物産品と言わず、日常雑貨と言わず、おせんにキャラメルまで・・・。 

「こんな所にも???」な 場所にまでテントが張られ、ありとあらゆる物品をモーレツにアピールしつつ、販売している人達の姿なのであります。 風の噂に聞いてはおりましたが、目の当たりにしてみると、「僕も、この人達をもっと見習って、ご商売に励まなければ」なんて気分になったんでありますな・・・せんけど。



と言う事で、ウチの工房のテントです。 場所は、駅前の陶芸美術館前。 案内所代わりにでもお使いいただけたらと思います。 ご購入希望の方は「ブログ見たぞー」って言ってみてください。 オマケがあるかもしれません。 では。
  

仕事場

  • 2007.10.25 Thursday
  • 16:31
祭りも終わりまして、備前の里も一段落。

片付けの後 「人出は多かったけど売上が少なかったなー」と 嘆く人々の声を聞きつつ、打ち上げもそこそこに帰宅。 月曜日は一路京都へ向かい、祇園は 八坂神社お隣(境内かも?)の「中村楼」にて同い年の友人達と宴会。 みんな、すげー頑張っているので いつもの事ではあるけれど 刺激度120%! なんであります。 火曜日は、裏千家さんにちょこっとお邪魔して岡山へ。 時々愚痴を聞いてもらう仲間と食事。

で、昨日と今日は 大壷 の制作。 足踏ん張って、立って造るのですが、寄る年波か、単なる運動不足なのか、三個めくらいから下半身が不安定になる。
ビリーなのか、筋トレなのか、いずれにしても 「なんとかせんとおえん!!」 今日この頃の僕なのであります。



前、ちょっと書いたんですが、僕の身の周りを少し紹介しますという話。 と言ってもそんなにたくさんあるわけではありませんが、今日は早めに仕事が終わったのと、仕事場に鞄を持って来てたので、渡りに船と 撮りました。 そんな訳で仕事場です。 
僕が仕事してなくて、人手が足りているときは見学できますので、ご希望の方は、記念館受付にてお申し出ください。

熊谷守一展 in 成羽美術館

  • 2007.10.27 Saturday
  • 17:16

成羽町美術館で「没後30年 熊谷守一 〜天与の色彩 究極のかたち〜」展が始まりました

 
会期は、本日10月27日(土)より12月2日(日)まで

 

本日は、オープニングにお邪魔してきたのですが、専門家による列品解説がとっても解りやすく、「なるほど!なるほど!」の連発でありまして、大変勉強になったのであります
 

展覧会は、総点数160点余の壮観さで、そのボリュームたるや圧巻

 

会期途中に展示お入れ替えもあるそうで、「すっげー!」「こんなの見たことねーぞ!」「すげーぞ!」の 熊谷ワールドが、静かに、切々と、私の胸に感動を連れてやって来た本当に素晴らしい一日でした 

テープカット前、ご来賓の方々

展覧会を企画していただいた成羽町美術館の皆さん、ありがとうございました


又、伺いまーす

 

あっ、ブログをご覧の方々→お勧めです

この機会をお見逃しなく 決して後悔させません 是非お出かけくださいませ

 

#熊谷守一 #成羽美術館

 

 

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2007 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM