祝 平癒 びまん性大細胞型非ホジキンリンパ腫(4)
- 2014.04.23 Wednesday
- 16:20
さて、ややもすると性格が暗くなって屈折しそうになる入院治療期間を家族の支えと僕自身持ち前の ”天然由来・能天気性偏向型思考” 、さらに、親切な看護師さん達の励ましと・先生方のご尽力で乗り切ることが出来た僕
先述のとおり、今まで歩んできた人生など振り返る時間も十分にあったので”それなり”な感慨を胸に自宅に戻り、通院治療へと切り替わって行ったのでありますが、ひと月ほど経って自分の中に人やモノへ対する距離感が入院以前とはまるで変ってしまっていたという気付きがありまして・・・
祖父と祖母、両親と僕の家族を始め大勢の人達とのご縁と助けで今日がある事。何のために生まれ、これから何をして・どのように生きるべきなのだろうか?などという真摯な事を柄にも無く真面目に考えたからなのか?
大局的にはっきりとどこがどう変わった?という事ではないのだけれど、説明しやすい部分でいうと、人や物など対象に対する興味のポイントが以前とは全く変わったのと、”自分にとってはこれは要か不要か?”という事を、今までのように考えてから → 結論へという順ではなく、直観と皮膚感で見分けるようになっていること
今、僕の中で何かがゆっくりと変化している実感、でも、きっとこっちのほうが僕にとっては本来だったんだろうな
一病息災
同じ病を罹病してお亡くなりになる方も多い中、こんなに早い時間で無事平癒出来ました事を、ご心配頂きました関係各位の皆さんに感謝いたします
そしてこちらは通院治療3ヶ月後のPET画像
なんということでしょう!、左の画像にあった黒い固まりが消えているではありませんか!。
牧野病院長始め、谷本教授・近藤先生・医局の皆さん。
婦長さんを始め入院病棟の看護師の皆さん、お世話になりました。
おかげで僕は元気です。取り急ぎではありますがブログ中にて御礼申し上げます。 ありがとうございました。 深謝
*僕が罹った病に限らずではありますが、なにより早期発見が第一。首回り・腋・鼠蹊部の近くなどのリンパに異常を感じた場合、すぐに総合病院で検査されることをお勧めいたします
<おまけ・治療中に残念だった事>
○抗がん剤治療をすると髪の毛や体毛が抜ける
*もともと短髪なので毛髪が抜けて表皮面積が増えると → 最近頭の艶、良くなったんじゃない? と言われ、眉が抜けたときには「人相」にも関わるというので妻が眉毛を書くペンを「これで書きなさい」と貸してくれたので試しに書いてみたけれど、どっからみても ”落書きされた近所の犬” みたく残念な顔になってしまった
○ステロイド剤によるムーンフェイス
*もともとおでぶなので「最近又少し育ちました?」で片づけられた
○せっかく入院したついでにダイエットをと思い、食事制限はなかったけど"あえて"糖尿食にしてもらった
*あちこちうろつけなかったため運動量が不足し、カロリーが低い糖尿食でもその熱量を消費する事が出来ず、痩せることはありませんでした
*あちこちうろつけなかったため運動量が不足し、カロリーが低い糖尿食でもその熱量を消費する事が出来ず、痩せることはありませんでした
○悪性リンパ腫は消化器系の癌ではないのでナチュラルには痩せない
*痩せなかったので外見で病んでいるのを伝える事は全く出来ないし、”おでぶ”の見た目はそうそう変わらないので、人の憐憫の情に触れられる事はありません
○総評
要約すると僕のような”おでぶ”がこの病気にかかった場合(ただし比較的早期発見に限定されます)、まず第一に発見された時のステージ、その後の点滴治療や放射線治療の程度にもよりますが、治療がしんどくて伏せている事が多く食事も喉を通らないといったきつい症状が現れない場合、比較的普通に治療生活が送れるので入院期間であっても「先生!相変わらずお元気そうで(笑)。まぁ〜肌艶もヨロシクて、あれっ?最近又少し育ちました?」ってなり、「実はこんな風だけど病気なのよ」なんて話すと、「えっ!?何処が?どんなふうに?なんの病気?冗談でしょ!」などなど、リアクションが ”え〜っ、そんな病気なんてありえなぁ〜い!我々をからかってるでしょ” 的な事になるので安直に人に話すのは憚られ、僕の場合、仕事上”ねばならない”人々及び特に近しい人以外に話す事は出来ないロケーションになっておりました。という残念だったなぁ〜なお話でした。
これからも、僕達日本男児をグイグイひっぱっていってください。