ここが不思議なところで、この窯は下から三分の一は45年前に築窯してから一度もいじっておらず、中段は2度、ドーム状になった上部は3度築き直しているのだが、ひびや割れが起こる場所も容も毎回同じなのである。
地形であったり、水脈だとか傾斜角から窯前方(でぶちんの辺り)に掛かる負荷のポイントが何度やっても同じだからというのが 「なるほど!」 な理由になるのだろうが、いつも感心するくらい同じなので 「あんたはえらい!」 と自然相手に感心しきりの僕なのです。
備前焼作家 藤原和 の徒然
ここのところ不況が長引いているせいか週に3点〜5点のペースで作品の鑑定依頼が来ている。 あちこちでおこなわれている美術骨董市では当たり前だが、有名なオークションでも、デパートで行なわれている 「掘り出し物市」 的な催しでも贋作が売られているケースも多い。 最近も県外のデパートに行った際その手の催しをしていたので覗いてみたら祖父の作品4点の中に混じって贋作徳利が1点売られていたので、「これ違うから下げたほうが良いよ」 と言ったら 「本物です」 とおっしゃる。 「いや、違うから」 と言ったら 「これはいわくがあって(どんなだ?)藤原家から出てきたものだから違わない」 と言う。 掘り下げて聞いたところ、どうやら僕本人から買ったもの(売った覚えは無いが)らしいので、文句があるなら藤原家に言えという。 なので、「あなたが本人に直接会って買ったのか?」 と聞いたら 「そうだ」 と言い張るので、「会ったこと無いんだけど」 というと 「お前は誰だ」 と言う。
「ふじわらかずです」 といったら、「証明書を見せろ!」 などと言いやがったのだが、たまたま隣のスペースに出店していたかばん屋さんのご主人が僕の知ってる親父さんで 「この人本物だよ」 と言ってくれたら、「実は買い付けに行ったのは私ではないが、その人がそういう風に言っていてそれを信頼していた為前言のような強気になった訳なので・・・ごにょごにょ・・・」 と言う。
呆れるほどにみっともなくも平然と言ってのけるそのクソバカアホンダラ野郎の厚顔無恥な姿こそ今のご時世なのかもしれないと思ったら、悲しいやら情けないやら頭にくるわでブチ切れそうになっていたところへ会場の担当者が なんだなんだ? とやって来て、あーだこーだと言ってるうちに帰る時間がやって来たのでその場を後にしたのだが、まことに不愉快極まりない時間を過ごしてしまった。
啓造 「備前壁掛け 女の子」 贋作?ありえません
当事者達が知らずにやっているのか確信犯なのかは判断できないし、オークションの担当者も昔のような目利きが少なくなっていて、デパートの担当者も業者さんを信頼してお付き合いするしかないのでなかなかにむつかしい 贋作スパイラル問題 なのだが、やるほうも手間ひま惜しまず?やっているし、”贋作” というカテゴリーが無くなる事はないであろうなので、「皆さん自己責任ではありますが、注意レベルを 8 くらいまで上げてから作品と向き合いましょうじゃありませんか!」 という 贋作にご注意を! を喚起するブログでした。
これは正しい煙今日は 2010瀬戸内国際芸術祭 の会期中、犬島にて開催されるイベントの関係者が集まる会合があったので、僕が主催している 学塾つれのーて の広報担当である竹崎君と原田君を伴って参加した。
総勢15名くらいで、主催者側から (財)福武教育文化財団、(財)直島福武美術財団、瀬戸内国際芸術祭実行委員会 (香川県・アートフロントギャラリー) の方々、イベントやる側からは、今年で6回目になる 犬島時間 の青地さん、今年が4回目 犬島ジャンボリー の南波さん、そして総勢70名のスタッフで挑む 維新派 の山崎さん、清水さんなどが参加されていて、初参加の僕は宿泊施設の使用方法や団体行動の場合の犬島へのアクセス、資材搬入の方法やその他の規制事項など、基礎的な事柄を皆さんに伺い 「さぁ!準備だっ!」 モードへと、スイッチを まずは1段 押し込んだのでありました。
ポスター?なのかな?
青地さんの犬島時間HP↓
http://blue-works.jp/inujima/index.html
南波さんの犬島のお店HP↓
http://trees-inujima.com/index.html
維新派のHP↓
http://www.ishinha.com/index.php
ボタモチ というのをお聞きになったことがあると思います。
備前焼のいわゆる景色の一つなのですが、これも緋襷同様作品同士がくっつかないようにする為の緩衝材の一つで、写真に見えてる黒い丸い物がそうです。
正体はざっくりした、非常に耐火度の高い粘土でありまして、伊賀焼の土鍋なんかに使われている土に近い感じの粘土だと思っていただいて良いと思います。
そういえば最近放送した地元のTVで、この土(多分限りなく近い)を使って土鍋を造り、藁を巻き焼いた上で、「長年研究に研究を重ね、備前焼き初である緋襷の土鍋を造ることに成功しました!」と自慢してた輩がおりましたな。
まぁ、備前焼の定義をどの辺りに置くかという根本的な問題もあるのですが、それにしても恥知らずな馬鹿者でありまして、しかしこんなアホンダラをかまっていてもしょうがないので置いとくとしても、知らないとはいえ放送するTV局もTV局で、プライドが無いのならともかく、備前焼にたずさわっている作家が皆ああだと思われるととっても恥ずかしいので、もう少しリサーチしてから放送してほしいものだと思います。
話が逸れました。
で、この粘土をおダンゴ状にして、もみ殻を燃やした物を塗してお煎餅状に広げ、作品と作品の間に嚙ますと、備前焼の粘土との耐火度の違いでくっつかないという物。
丸く延して使用する事が多く、置いた場所には灰や炎は当らないのでお餅のような型が残る事が多く、通常はこの粘土の俗称である ”ボタ土” から取って ”ボタ餅” と呼ぶのですが、いつの頃からかそれじゃあんまり色気が無いであろうということになったのか、漢字を充てて ”牡丹餅” と称するようになったのであります。
う〜ん、こんな洒落たネーミング?は古のお茶人かそーとー風雅な趣味人くらいしか出来ないんでしょうから、きっとそういう見識のある方が名付けたんであろうと勝手に想像している僕なのです。
あっ!これこそリサーチ不足でした!。 失礼!
あまりにも美しかったので写してしまった 赤貝 と 蛤。